やぐちはあまり本を読まないのですが、最近買って読んだ本を紹介。
読者ハ読ムナ(笑):
いかにして藤田和日郎の新人アシスタントは漫画家になったか
(著:藤田和日郎、飯田一史)
「藤田和日郎」は、週刊少年サンデーで活躍している漫画家。
代表作は「うしおととら」とか、「からくりサーカスとか」。
この著書は、これから漫画家を目指す人のためにまとめられた本。
でも、漫画家を目指してなくても、漫画が好きな人は読んで楽しいと思います。
乱暴に言ってしまうと、
①漫画家になるのに「コミュニケーション能力」は大事だよ。
②自分の作品を批判されても、それは自分を批判されたわけじゃないよ。
の2点について、セリフ口調で物語形式にてまとめられている。
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①漫画家にはコミュニケーション能力が大事
漫画は編集者と一緒に作り上げていくものだから、編集者と話し合う能力は必須だそうな。
もし「人と話すのが苦手だから、絵を描く漫画家になりたい」って思ってるなら、そいつに「漫画家を目指すな」とは言わないが、相当苦労する覚悟がいるぞ!ということらしい。
②自分の作品を批判されても落ち込んでちゃいけない
一生懸命描いた漫画は自分の生き写しのように考えてしまうが、そうじゃない。
まあ、当たり前のことなんだけど、自分が描いた漫画は自分自身とは別物。
編集者に自分の漫画を批判されると、まるで自分自身の人格を否定されたように落ち込んでしまう事例が多いらしい。
しかし、編集者は作品をよりよくするために批判しているのだから、自分自身と自分が描いた漫画を切り離して、「こういうことを伝えたくてこういう描写にしたのですが、これでは伝わらないんですね」とか、「じゃあどうすればいいですかね?」とか、冷静に質問して理由を確認するのがよりよい作品作りには大事なんだとか。
ま、内容を詳しく知りたい人は買ってみてください。
漫画が好きな人は読んで面白いと思います。