都知事が小池百合子に決まった。
非常に残念である。
自民党からの圧迫や、「厚化粧」発言による同情票が集まってしまったのだろうか。
小池百合子に都知事になってほしいという人が多かったという事実だけが残念。
彼女の掲げた政策はきっとうまくいかない。
(理由はやぐちよりもっとわかりやすく解説してる人がいるだろうからそれ読んで)
なぜみんな政策で都知事を選択しないのか。
候補者の中で掲げた政策が最もやぐちの考えに近い人は、例の3人ではなかった。
自分の票が無駄票になってしまうのは悔しいので、小池百合子にだけは都知事にならせまいと増田氏に投票したものの、彼は散ってしまった。
(こんな考えでの投票は、都民の正しい意見の抽出にならないのでおススメしません。こんな考えで増田氏に投票したやぐちはなじられて当然です)
東京都職員が優秀だから、都知事が小池百合子でもうまく治められてしまうだろうことがこれまた残念。
最後に、今回これだけ書いとこう。
待機児童問題は、保育園を増設する手法では解決しない。
まず、保育園の増設に都政がどんなに力を注いだとしても、決して都民が満足するだけの施設は揃わない。
焼け石に水状態。
そもそもその対策費用に対して、効果が全く釣り合わない。
また、保育園の増設は、その場しのぎの場当たり的な対応策である。
もっと長期的な視点に立って、社会全体の仕組みを抜本的に変えなければ絶対に解決しない。
ただ、そのことをどんなに説明しても共働きの夫婦が聞く耳を持つことはない。
場当たり的な対応策を求めているのだから。
それが当人達にとっては死活問題だから。
だが、こういっちゃあ申し訳ないが、待機児童を抱える当人たちの中に、社会全体の仕組みを解決しなければ!なんて考えられる賢い人はほとんど存在しない。
保育園の空きがない地域で子供を産んでいるという計画性の無さがその証拠である。
そして彼らのヒステリックな批判を恐れてか、政治家もマスコミもそれを丁寧に説明しようとするものが現れない。
そんなことをしても彼らがそれを理解しない(理解できない)ことを知っているから。
だから、「保育園増設頑張ってます&頑張ります」なんて言って、ごまかしてなだめることに終始している。
そもそも園児の定員の必要分がいきわたるようにできるわけがない。
保育園増設で問題を解決するためには、費用がかかるだけでなく、少なくとも10~20年単位の莫大な時間がかかる。
さらに、保育園をどんどん増やすと、今度は保育士問題が生まれる。
そして、保育補助員というこれまたその場しのぎの政策が、また新たな問題を生んでいく。
スパイラルに陥り、どんどん根本的な解決から遠ざかっていく。
構図が「囚人のジレンマ」に近いのかな。
(「囚人のジレンマ」をわかる人どれくらいいるかな?また今度記事で取り上げるとしましょう)
そんなやぐちも、結婚して子供がいて保育園が足りないと「もっと保育園作れ!」って声を荒げてるんでしょうけどね。
人間なんて所詮そんなもんですが。