やぐち建築士の備忘録

日々思うところをつづるブログ

タイ視察①~電線にビビる~

↓※前回の記事はこちら。結果的には読む必要ないけど。

タイ出張に向けて① - やぐち建築士の備忘録

タイ出張に向けて② - やぐち建築士の備忘録

タイ出張に向けて③ - やぐち建築士の備忘録

 

過去記事読むのめんどい人のために、前回までのあらすじ。

①業務でタイに出張することになった。

 その際にバンコクの建物を見てこいと上司より指示を受ける。

②タイの建築基準法を読んでみたが、構造的なことは何も書いてない。

③活断層はバンコク付近にはない。

結局タイの建築事情をよく知らないまま、現地に降り立つことに。

 

振り返ってみるとこれまでは内容ペラペラの記事だったな。。。

 

で、一日フリーの日があったので、バンコクを練り歩いた記録をば。

 

まずホテルから出て、駅に向かう。

タクシーが安いので、全然タクシーでいいのだけど、バンコクの電車とやらも経験すべきかと。

現地で使えるWi-Fiもあるので、土地勘全然ないままタブレットで地図を見ながら駅へ向かう。

 

 

 

まず道を歩いてて一番思うのは。。。

 

 

 

 

 

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電線すげぇ……!!

 

とにかく電線すげぇ。

日本のと比べて、まず配置が低い。

手が届きそうだ。

んで、細くていっぱいある。

んで、街路樹に絡みまくってる。。。

漏電とか大丈夫なんだろうか……!?

 

さらにビビったのがコレ。

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歩道橋に電線がほぼくっついている。。。

 

日本の感覚だと触れないように設置すると思うが、、、

本当に大丈夫なのか?

電気詳しくないから知らんけど。

日本と比べて、電線の電圧が低いのかな?

送電効率悪いと思うが。。。

 

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歩道橋から電線を触れる。(別に触らんけど)

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歩道橋の手すりに完全に接触している。。。

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ってか歩道橋の手すりに電線を這わせている。。。

 

 

 

 

 

いいのかタイ?

いいのかバンコク!?

 

 

 

↓歩道橋から見下ろした風景。

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完全に街路樹がもたれかかっている。。。

 

 

 

 

 

日本に帰ってきてから調べたところ、バンコクは樹木の成長が早いのでこうなるらしい。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いやいや、植物の成長が早いからって 諦めんなよ。

成長が早いってわかってるんだから、それを見越して電線張ればいいのだ。

熱帯のせいにするんじゃないよ。

国の性格の問題だと思う。

 

 つづく

タイ出張に向けて③

↓※前回の記事はこちら

タイ出張に向けて① - やぐち建築士の備忘録

タイ出張に向けて② - やぐち建築士の備忘録

 

いかんいかん。書くの忘れてた。

 

タイの活断層を調べてみた

正直そんな大したことはやってません。

グーグル先生で「タイ 活断層」って入れて検索かけてみると、こんな画像が引っ掛かりました。

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2014年5月のタイ地震のときのレポートですね。

タイにも活断層は多く存在するようです。

 

が、、、

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今回訪れる「バンコク」&「アユタヤ」は活断層から遠い遠い。

バンコクに最も近い緑色の活断層ですら100km以上離れている。

(断層の名称は英語なので読む気がおきない)

 

その他全然情報が得られない

あと、バンコク市街地の支持層レベルはどれくらい深いのかとか、杭長がどの程度なのかとか、地盤沈下とか問題が生じてないかとか。

全然見つからない。

 

なぜか?

それは、やぐちが「日本語の単語」で検索かけてるからでしょうね。

そもそも日本でタイの地震頻度とか、地盤の情報とか知りたい人がいないだろうから、日本語版の記事がない。

やっぱ海外のことを知りたかったら、英語で調べるべきなのでしょう。

 

わかってはいるが、TOEICスコア235の男にはそのハードルが高すぎる。。。

そんなわけで、ろくすっぽ現地のことを調査できないままタイへ降り立つのでした。

 

 

よって、次回記事以降、バンコクに降り立つわけですが、視察というより普通に観光な感じだったので、日記形式で状況をお伝えしたいと思います。

 

つづく

映画「シン・ゴジラ」を観て

岡田斗司夫のゼミ7月31日号をYoutubeで観てしまい、なんか急にシン・ゴジラを観に行ってしまいました。


岡田斗司夫ゼミ7月31日号「シンゴジラを見なければいけない5つの理由~ここが特撮映画の正念場!!」

 

 

 

結論から云うと、傑作でした。

 

実はやぐちは、これまで数々のゴジラシリーズの映画を1本たりとも観てないのです。

なので、まず「ゴジラ愛」的なものがありません。

パニック映画自体があんまり好きじゃないし、「ゴジラ対キングギドラ」のような怪獣同士が戦うなんて全く興味が湧きません。

 

さて、一体何が良かったのか?

 

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1.ポリティカルフィクション

もちろん、サイエンスフィクション(SF)ではあるんだけど。

今回のシン・ゴジラは、「映画」というより、「『もし、現代日本にゴジラが現れたら…』というシミュレーション映像」っていう感じ。

「ゴジラ」という嘘(フィクション)以外の嘘を徹底的に排除している。

 

日本のサブカルチャーは昔からこういう世界観の創造がうまい。

漫画、アニメでも、やぐちが子供のころから、「リアルさ」を追求したストーリー設定がありあふれていた。

ロボットものでいうと、「ザンボット」とか「イデオン」とか「ガンダム」とか。

まあ、上記3作品のうち1つもやぐちは観てないけど!

(ウィキペディアでちょっと解説読んだくらい)

 

そういう話の展開を模倣したハリウッドは、ここ最近アメコミ作品「スパイダーマン」とか「スーパーマン」とか「バッドマン」とか「アイアンマン」とかで、苦悩するヒーローを描いている。

 

もちろん、「ゴジラ」だってハリウッドで作られましたよね?

ハリウッドらしく、「リアルさ」を追求して。

でもあの「リアルさ」はあくまで「物理的」&「科学的」&「映像的」なリアルさでしかない。

 

「あ~違う違う。

 リアルにえがくっていうのはこういうことなんだよ。

 リアルを魅せるのは日本に任せときな」 

 

っていう感じで作ったのが、今回のシン・ゴジラなんだと思う。

 

 

2.2時間以内で上映時間をまとめた

役者の自由をすべて排除してたと思う。

無表情なまま、難しい熟語を並べながら、ひたすら早口で原因の究明、解決策の模索をしていく。

これがマジで全員早口なのだ。

これまでの映画でこんなに早口で、ひたすら会議状況のみ描写したものはほとんどなかったと思う。(踊る大走査線とかはやってたか?) 

危機が迫っているからって、急に感情的になって声を荒げたりなんかせず、みんな黙々と静かに業務に従事している。

そして、少し感情的になってしまうと、「落ち着け」と周りに諭される。

 

リ、リアルすぎる。。。

まあ確かに、普段会社勤めのサラリーマンってこういう風に会話進めてるよな。

きっと官僚なんて、もっとそうなんだろうな。と思わせる説得力がある。

 

だからこそ、 

全国のおっさんサラリーマンの心をわしづかみ!! 

 

思い返しても、静かな緊張感がよく表現できてた。

 

心の底から思うのは、

「藤原竜也が出てなくてホントよかった」

 

あいつ出演したら、全部ダメにされてただろう。

(やぐちは映画界とかよく知らんから、↑の赤文字はアホな心配かもしれんが)

 

 

 

 

 

興業収入はどこまで伸びるのか?

正直、おっさんしか面白いと思わないだろうこの作品がどこまで日本で受け入れられるか見物である。

これが売れないと、おっさんが面白いと思える邦画にスポンサーがつかず、二度とこういう映画が作られないような気がする。

 

全国のおっさんは、1800円払って是非観に行ってほしい。

そうでないと、未来の邦画は、ポケモンとワンピースのみになってしまいますよ?

 

by 来月アラフォー仲間入りのやぐち

 

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