やぐち建築士の備忘録

日々思うところをつづるブログ

鉄骨精度測定などでの管理許容差と限界許容差

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管理許容差

・製品の95%以上が満足するように製作・施工上の目安として定められた目標値で、個々の合否判定のための許容差ではない。

(これを超えても、限界許容差以内であれば、その製品は補修・廃棄の対象にならない)

→しかし、偏りや誤差集積の影響は無視できないので、JASS6での寸法精度の受入検査におけるロットの合否判定基準値となっている。

限界許容差

・超えることが許されない個々の合否判定のための基準値。

→超えると不適合品となり、再製作・再施工が原則。

 

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管理許容差:限界許容差 ≒ 2:3

十分な管理体制下で製作された製品の寸法精度は正規分布として管理許容差を95%が満足するように製作した場合、限界許容差を超える製品の割合は0.3%程度。

(言い換えれば、限界許容差内にほぼ100%の製品が入っていて正規分布を仮定すると、限界許容差の約2/3の範囲にはほぼ95%の製品が入るということ)

 

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