今や世間は「ハロウィン」とやらで大賑わいである。
この時期はどこへ行ってもハロウィンイベント目白押し。
我が日本においても、このハロウィンの風習が根付いたということなのだろう。
仮装した多くの子供たちが練り歩いている。
ただ、この間見た仮装で少し違和感を覚えた。
それは、
「多くの切り傷を負い、顔面からも流血しまくってるヴァンパイア」
皆さん違和感覚えないですか?
確かに、流血メイクを施す仮装は今や一般的である。
しかし、それはあくまで仮装が「ゾンビ」だからじゃねぇの?
ヴァンパイアの口から血が垂れてて、
「ああ、きっと人の生き血をすすった直後なんだな」
と匂わせるメイクなら納得なのだ。
↓こんな風に。
しかしながら、眼球から流血してたり、頬の切り傷から流血してたりすると、
「あれぇっ!?∑( ̄Д ̄;)
このヴァンパイア、誰かから攻撃受けてるやん!
すでに瀕死やんか!!」
と思われてしまうのだ。
そうすると、のちの「トリック・オア・トリート」が効いてこない。
広告
え?意味わからない?
トリック・オア・トリート(Trick or Treat)
【直訳】いたずらか?取引か?
⇒【意訳】
「いたずらされたくなければ、お菓子をよこせ!!」
という脅し文句なわけ。
だけど、そう言ってる本人が瀕死だったら、
「ええっ?
お前、いたずらする体力残ってないやんか。
そこまで瀕死状態なら自力で追い払えそうだけど?」
という印象を持たれてしまい、お菓子を施そうという判断に至らないのである。
流血ヴァンパイアに扮した彼に教えてあげたかった。
ストーリー性は大事にしよう?
「ヴァンパイア 流血メイク」でググってみ?
口から血を流している画像しかヒットせんから!
ヴァンパイアが切り傷負ってたら辻褄が合わんから!!
ケルト人の風習であったハロウィンの原形は、日本ではすでに跡形もない。
カブでなくてカボチャだし、もはやランタンでなくそれ自体が頭になっとるし。
今日本で流行っている「ハロウィン」は、あくまでアメリカで加工されたただのお祭りなのだから、ほんとは楽しめれば何でもいいんだけどさ。