やぐち建築士の備忘録

日々思うところをつづるブログ

TV番組とかでやってる金額当てクイズ観てて思うところ

広告

たまにTV番組で金額を当てるクイズのコーナーとかあるじゃないですか。

例えば、B級グルメを紹介する番組で、屋台のたこ焼きかなんか食べて、

 

司会者「さて、ここで問題です!!

    この『たこ焼き』、一舟一体いくらでしょ~か?」

 

出演者A「う~ん、、、400円!!」

 

出演者B「じゃあ、、、600円にしとこう!!」

 

司会者「正解は、、、

 

    450円でした!!

    正解から遠かったBさんには、罰ゲームを受けてもらいます」

 

出演者B「ええ~!!そんなぁ~~!!」

 

みたいなやつ。

 

あ~ゆ~の観てると、

Bさんの回答にどうしても引っ掛かってしまうのです。

回答が口頭で(フィリップなどに筆記でないという意味)、しかもピタリ賞とかも特にないんだったら、Bさんの回答は、数学的には完全にセオリーから外れているのです。

 

何が言いたいかわかります?

つまり、わかりやすく図で表すなら、こーゆーこと。

Aさんの回答の後に、Bさんが「600円」と回答したことにより、出演者2人の勝利分布はこのようになります。

 

f:id:yaguchinotsukihi:20160529224706p:plain

 

つまり、正解が501円以上だとBさんは勝てるわけです。

しかし、勝つ確率を高めるためには、数学的には「401円」と答えるべきです。

 

f:id:yaguchinotsukihi:20160529224722p:plain

 

ね?

Bさんにとって勝利となる範囲が広がるでしょ?

 

つまり、

①回答者が2人。

②口頭で、かつ、後回答。

③金額が近い方が勝ち。

この①~③のルールがそろっている場合、罰ゲームを避けたければ、

Bさんの回答は、数学的には、

「401円」or「399円」以外ありえない

のです。

(まあ、冒頭のようなシチュエーションで、1円単位の回答は番組的にもシラけるだろうから、細かく言っても「410円」か「390円」なのかなぁ)

 

いや、やぐちだってわかってるんですよ?

タレントさんにとって、クイズの勝利のみを目指すのが仕事ではないことは。

罰ゲームを嫌がっているふりをしているだけで、罰ゲームを受けてること自体がおいしい状況だってことも。

 

でも、全力で勝ちにいってないのに、

 

出演者B「え~罰ゲームぅ~??

     ホント勘弁してくださいよ~」

 

なんて言ってても、それが、、、

番組脚本内の「セリフ」にしか聞こえない。

Bさん全然嫌がってないやん。

本気で罰を回避したいなら、全力で勝ちにいっとけよ。

って思えてしまって、なんかシラけちゃうんですよね。

 

そんなわけで、バラエティを正面から楽しめないひねくれもののやぐちでした。

広告