やぐち建築士の備忘録

日々思うところをつづるブログ

漫画に登場する鉄骨描写が気になる②~解答~

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前回の記事を読んでいない方はこちら

 

さて、前回出題した建築士の職業病の解答です。

わかった方はいましたでしょうか?

ちなみにこれ書いてる段階で回答者1人!!

(もっとたくさんの人に読んでもらえるブログにしていかないと。。。)

 

 

 

 

 

解答へGO!!

↓↓↓↓↓↓↓↓↓

 

 

 

 

 

さて、こたえは、

 

 

 「鉄骨縦横比率!!」

 

 

…ああ、

「どうでもいい!!」

とか言わないで。

 

 

今回登場した鉄骨ですが、正確には「H形鋼」と云います。

断面形状が「H」の形でしょ?

全国の漫画家さんたちに知っておいてもらいたい。

H形鋼の形状はこう!

 f:id:yaguchinotsukihi:20160402001734p:plain

現実世界でよく流通している「H形鋼」はこんな形状。

B(フランジ幅):H(せい)=1:3くらいの比率。

「どっちかというと、I(アイ)形鋼では?」 

 実はI形鋼というのが、また別にあるんですね。

(これはさすがにマニアックすぎるので説明はハショります。

 ちなみに、I形鋼はもっと「I」です)

 

日本で製造しているH形鋼だと、H(せい)の比率が最も小さいやつでも

「B:H=1:1」です。

 なのに、

f:id:yaguchinotsukihi:20160402003555p:plain

 

気にしすぎだろ。

 

いやいや、気になっちゃうんだって!!

毎日仕事でH形鋼の図面やら写真やら現物やらを見てる人は。

例えば、漫画に登場するテレビ画面が縦長に描かれていたら気持ち悪いでしょ?

こちとらこういう鉄骨見せられると、そんな気持ちになるよのさ。

 

全国の漫画編集者様には、担当の漫画家さんへきちんとした鉄骨の資料を差し入れてもらいたいものです。

 

この1シーンだけで変な個所は実はまだまだあるので、気が向いたらつづきを書きますね。

でわ今回はこのへんで。

 

 卍解  別解編へつづく(後日執筆予定)

乞うご期待。

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