たまにTV番組で金額を当てるクイズのコーナーとかあるじゃないですか。
例えば、B級グルメを紹介する番組で、屋台のたこ焼きかなんか食べて、
司会者「さて、ここで問題です!!
この『たこ焼き』、一舟一体いくらでしょ~か?」
出演者A「う~ん、、、400円!!」
出演者B「じゃあ、、、600円にしとこう!!」
司会者「正解は、、、
450円でした!!
正解から遠かったBさんには、罰ゲームを受けてもらいます」
出演者B「ええ~!!そんなぁ~~!!」
みたいなやつ。
あ~ゆ~の観てると、
Bさんの回答にどうしても引っ掛かってしまうのです。
回答が口頭で(フィリップなどに筆記でないという意味)、しかもピタリ賞とかも特にないんだったら、Bさんの回答は、数学的には完全にセオリーから外れているのです。
何が言いたいかわかります?
つまり、わかりやすく図で表すなら、こーゆーこと。
Aさんの回答の後に、Bさんが「600円」と回答したことにより、出演者2人の勝利分布はこのようになります。
つまり、正解が501円以上だとBさんは勝てるわけです。
しかし、勝つ確率を高めるためには、数学的には「401円」と答えるべきです。
ね?
Bさんにとって勝利となる範囲が広がるでしょ?
つまり、
①回答者が2人。
②口頭で、かつ、後回答。
③金額が近い方が勝ち。
この①~③のルールがそろっている場合、罰ゲームを避けたければ、
Bさんの回答は、数学的には、
「401円」or「399円」以外ありえない
のです。
(まあ、冒頭のようなシチュエーションで、1円単位の回答は番組的にもシラけるだろうから、細かく言っても「410円」か「390円」なのかなぁ)
いや、やぐちだってわかってるんですよ?
タレントさんにとって、クイズの勝利のみを目指すのが仕事ではないことは。
罰ゲームを嫌がっているふりをしているだけで、罰ゲームを受けてること自体がおいしい状況だってことも。
でも、全力で勝ちにいってないのに、
出演者B「え~罰ゲームぅ~??
ホント勘弁してくださいよ~」
なんて言ってても、それが、、、
番組脚本内の「セリフ」にしか聞こえない。
Bさん全然嫌がってないやん。
本気で罰を回避したいなら、全力で勝ちにいっとけよ。
って思えてしまって、なんかシラけちゃうんですよね。
そんなわけで、バラエティを正面から楽しめないひねくれもののやぐちでした。